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株式のルールナンバーワン投資法の続きです。

前回、投資銘柄を選ぶにあたってチェックすべき5つの指標(ビッグ5)として、以下を挙げました。

ビッグ5

    1. ROIC(投下資本利益率)
    2. BPS(1株あたり純資産)伸び率
    3. EPS(1株益)伸び率
    4. 売上高伸び率
    5. フリーキャッシュフロー伸び率

ビッグ5の順番を覚えておいてください

実を言うと、この1から5は、重要な順番に並んでいます。

なので、それぞれの指標を算出する際は、真っ先にROICを計算し、それからBPS伸び率、EPS伸び率、売上高伸び率、そしてフリーキャッシュフロー伸び率と順番に見ていけばいいわけです。

それぞれの指標の計算方法についてはまた後日触れたいと思います。

各指標の理想の数値

それでは、これらビッグ5がどのくらい高ければ理想の企業と言えるのでしょうか?

ビッグ5のここをチェック
    1. ROIC:10年間ずっと10%以上
    2. BPS、EPS、売上高、フリーキャッシュフロー伸び率:10年間の伸び率がずっと10%以上

投下資本利益率(ROIC)は10%が基準

つまり、投下資本利益率(ROIC)については、10年分の値を計算し、10年間、安定的に10%を超えている必要があるわけです。

ここが大事
もっと具体的に言うと、過去1年分(昨年分)、5年間の平均、10年間の平均と3通りのROICを算出し、すべて10%を超えていることを確認してほしいのです。

その上で、1年分、5年分、10年分の3つの数値を比較してみます。過去10年分のROICさえ割り出せば、1年、5年、10年の平均を出すのはエクセルで簡単に出来ますよね。

上昇傾向が望ましい
例えば、10年分の平均ROICが12%、5年分が13%、昨年1年分が15%となっていた場合は、投下資本利益率がぐんぐん上がり、資金効率がどんどん良くなってきているので、「企業としての塀」が年々強化されてきており、なお良いということになります。

逆に、仮に10年分のROICがすべて10%を超えていても、過去10年、過去5年、過去1年でパーセントがどんどん下がっている企業の場合、もしかしたら企業としての優位性が徐々に薄れている可能性がありますので、これから挙げるその他4つの指標と合わせて総合的に投資判断をすべきだと思います。

いずれにしても、数回前の記事で書いた、「これから自分に利益をもたらしてくれる」、そして「代替が効かない」最強の企業というのは、間違いなく過去10年間のROICが10%を超えているはずです。

ちなみに、僕が資産の90%を投資している某医療系の企業のROICは、過去10年=23%、過去5年=23%、過去1年=24%となっています。

企業名は、秘密です・・・。自分で見つけるから面白いわけです。

この企業の株価は2014年から2018年までに4倍超になっています。(まあこれはあくまで結果論で、世界の経済情勢によっても変わりますので、あくまで参考までにです。)

とにかく、

  1. 10年間のROICが継続して10%以上
  2. 過去10年、過去5年、過去1年のパーセンテージが下降傾向にないこと(上昇傾向、あるいは維持していること)
これを確認してください。

 

ROIC(投下資本利益率)の計算方法については、また後日説明しますが、とりあえずそういう指標が存在すること、そしてそれが10%以上であることが必須だということだけ覚えておいていただければと思います。

ちなみに後日触れるとは思いますが、ROICは「ROE」とは別物です。

ROEは四季報やヤフーファイナンス、あるいは証券会社の「企業情報」を見れば書かれていますが、ROICについては自分で計算する必要があります。

その他の4指標も伸び率がすべて10%以上

ROICと同じく、BPS伸び率、EPS伸び率、売上高伸び率、フリーキャッシュフロー伸び率も10年分の数値を調べます。

そして、同じ要領で、

  1. 10年間の平均伸び率が10%以上であること
  2. 過去10年、過去5年、過去1年の伸び率が10%以上で、下降傾向でないこと(上昇傾向か維持が理想)
これをチェックします。

 

伸び率と言うのは、単純に数値がどのくらい伸びているかということです。

たとえば2年前のEPSが100、去年が110だとしたら、EPS伸び率は10%ということなので、簡単に計算できるはずです。

エクセルでも計算できますが、もっとわかりやすいツールがあるので後日紹介します。

今回はここまでにしておきます。

次回以降、ビッグ5の各指標を個別に見ていきたいと思います。

 

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